今回ご紹介するのはインドのゴア地方がまだポルトガル領だったころ、ポルトガル人によって伝えられたお料理。
ポルトガルからインドまで航海の間に、肉が腐敗しないように塩やワイン、香味野菜などでマリネしたそうで、この豚肉のマリネが元となったのがこのポークビンダルー。
マリネした豚肉をトマトなどで煮込んだものなのですが、ポルトガル料理でよく使われるパプリカパウダーを使った酸味のあるカレーです。
豚肉はしっかりマリネすることで中まで味がしみ込むのはもちろん、ワインビネガーのおかげで驚くほどの柔らかさに。
さらにほどよい酸味としっかりとした旨味が奏でるハーモニーは、まさに大人のためのカレーとも言えます。
我が家はもう大人ばかりの家なのでしっかりとレッドペパーを使って、辛さを出してみましたが、辛いのが苦手な方はレッドペパーの量を減らすことで調整してくださいね
我が家ではここのところ、カレー粉の代わりに使うのがこのガラムマサラ。
ガラムマサラはとっても便利で、赤いカレーを作りたいときはこれにパプリカを足し、黄色いカレーを作りたいときはターメリックをプラス、というように使っています。
今回は赤のカレーなのでパプリカなんですが、添えるご飯の方にターメリックを加えて黄色にしてみたので、食卓が赤と黄色で華やかになりました。
気の置けないお友達とのランチ会にぜひおすすめしたい、ワンランク上のカレーです。
【ポークビンダルー】
材料(5人分)
・豚肉(肩ロース・ブロック) 900g
・玉ねぎ 2個(450g)
・サラダ油 大さじ2
・トマト缶(ダイスカット) 1缶
・水 400ml
A
・GABANガラムマサラ<パウダー> 大さじ2
・GABANパプリカ<パウダー> 大さじ1
・GABANレッドペパー<パウダー> 小さじ1/2〜1
・ニンニク、生姜(すりおろし) 各2かけ分
・塩 小さじ2
・白ワインビネガー 大さじ4
作り方
1)豚肉は3センチ角に切ってAを揉みこんで1時間ほどおいておく。
2)玉ねぎは1センチ角くらいに切り、鍋に油と共に入れて強火にかける。木べらでかき混ぜながらうっすらと茶色くなってくるまで加熱したら、1の豚肉を入れ、全体を絡めてトマト缶と水を入れる。
3)強火のまま煮たてて軽くあくをすくい、火を弱めて蓋を斜めにのせ、60分ほど煮込む。
4)味を見て、足りなければ少しずつ塩を足す。
今回はターメリックライスを添えました。
作り方はこちらにあります↓
コメント